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二子玉川公園「森の成長調査係」募る-30年後見据えたお手入れ、小3から

植樹祭の様子(2012年9月)

植樹祭の様子(2012年9月)

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 世田谷区立二子玉川公園(世田谷区玉川1)内のビジターセンター(TEL 03-3700-2735)が現在、6月14日に開かれる同園内「世田谷いのちの森」の苗木の手入れと成長調査の参加者を募集している。

植樹祭で植えられた苗木(2012年)

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 同園東側部分の一角に位置する「世田谷いのちの森」の広さは約400平方メートル。2012年9月に同区の区政80周年を記念した植樹祭に一般区民など約750人が参加し、スダジイ、シラカシ(ドングリの一種)、カクレミノ、アオキ、タブノキなど43種類、約1400本の苗木を植えた。植樹は毎日新聞社の「つながる森プロジェクト」の一環。宮脇昭横浜国立大学名誉教授の指導の下で進められた。

 「住民参加」を掲げる同園。管理・運営を行政と共に担う「公園サポーター制度」を採用している。3つあるサポーターグループのうち、同森は「みどり」(住民花壇の運営管理、樹木管理)グループが管理してきた。今回の募集は年2回行われる同グループの「公開活動」の一つで、植樹後初。成長調査では苗木の高さ・幹の太さなどを計測する。

 「郷土樹種を自然の摂理に任せて育て強い森をつくる」ことを目的としている同森。同園ビジターセンターの伊藤亜美さんは「初めの3年ほどは成長を妨げそうな雑草を抜き、苗木の根元に肥料として置く作業が必要。その後は自然に任せて基本的に枝打ちや間伐なども行わない。10年で森らしく、30年で立派な森になる予定」と話す。

 「苗木は最初30センチから50センチだったものが、早いもので200センチほど成長している。たくさんの方に参加していただき、一緒に『いのちの森』の成長を感じてもらいたい」とも。

 開催時間は10時~12時。参加は小学校3年生以上程度。先着20人。希望者は6月12日17時までにビジターセンターまで直接または電話で申し込む。

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